思考
テーマの概要
受講者に今後1年間の業務上の目標を設定してもらうと、「周囲を気遣いながら、円満なコミュニケーションをする」という記述を目にすることがあります。「周囲とはだれか?」、「気遣うとはどのような行為のことか?」、「円満なコミュニケーションとは、ケンカにならないという結論だけのことか?」と問いたくなるのは、先の記述が抽象的であるためです。
当社ではこれを具体化思考と呼び、「考え方研修」での基本思考法の一つに位置付けています。論理思考では、これが備わっていなければ話にならず、問題解決思考では、このような基本思考への手当てをせずに実施すると、「職場の情報共有のために、皆と仲良くする」などという解決策が生まれかねません。
重要性と研修のメリット
思考は発言の源(みなもと)であり、思考は判断力そのものです。
たとえば、流行りの「炎上」は、発言・発信者の思考が、反対側の思考に適合できなかったことを示しています。これは個人によるプライベートの例ばかりでなく、企業による広告・宣伝などにも共通することがらです。
一方、優れた思考は組織に刺激を与え、関係者を感化します。たとえば、競合プレゼンテーションで勝ち抜く企画は、深く現状をえぐり、論理的に未来を見通し、客観的視点で提案され、具体的にスケジューリングされているものです。
当社の思考系研修は、受講者のルーティンとしての日常活動を塗り替え、日々、新鮮な変化の中に生きられることを実感させることでしょう。