コンプライアンス
テーマの概要
近年、法令順守という意味での「コンプライアンス」が、組織には強く求められるようになりました。ひとたび問題が起これば、組織価値を下げ、社会的評価を急落させます。その代表例が「ハラスメント問題」です。
2007年、改正男女雇用機会均等法での、「セクハラ防止に配慮する義務」が「セクハラ防止措置をとる義務」に強化されたことを機に、当社の「セクハラ防止研修」は生まれました。そして、2020年の4月、改正労働施策総合推進法による「パワハラ防止」が義務付けられます。もちろん、カリキュラム対応済みです。
部下を持つ役職者に受講させたいとご依頼をいただくことが多いですが、本来は、全社員に受講していただくことが望ましいテーマです。
重要性と研修のメリット
ハラスメント対応では、知識の整えを優先します。現状は、「ハラスメントだ!」「ハラスメントじゃない!」と男女や上下が対立する状態にあるからです。
とくに、パワハラにおいては上司サイドが困っています。無責任な情報に振り回され、部下指導に臆病になっているのです。男性が、女性へのコミュニケーションを怖がった「セクハラ防止義務化」当時とそっくりです。
さて、ベテランスタッフの中には、職場の男女関係や上下関係に一言を持っている人がいます。「部下を怒鳴って何が悪い!うちは長年そうやって若者を育ててきた!」というのです。社会は変化しています。みずからの言動を時代に合わせる必要があることを当社の講師が納得させるでしょう。
なお、どのようなスタッフであってもハラスメントに陥る可能性があること、それは、話し方によって相手に火をつけてしまうことが大半であることなどを、具体的に研修します。